さかなの日

なぜ魚食はサステナなの?

水産物は、私たちの生命の維持に欠くことができない栄養素であるタンパク質の重要な摂取源です。日本人が摂取するタンパク質のうち、約17%が魚介類であり、動物性タンパク質の摂取量に占める魚介類の割合は、約30%にも上っています。

なぜ魚食はサステナなの?資料

このように重要な水産物ですが、自然の生態系の一部である水産資源は、使えば消失する鉱物資源や農畜産物と異なり、漁獲しても親魚がある程度残っていれば、食物連鎖の中で、産卵と成長を繰り返し、資源が回復する持続的な資源です。このため、適切に管理すれば永続的に利用が可能となる特性を持っています。漁業は、自然環境における再生産能力を利用する産業であり、こうした生態系を含めた海洋環境に配慮した漁獲を行うことで永続的に続けることが出来る産業です。

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将来にわたって持続的な水産資源の利用を確保するため、我が国では漁獲可能量(TAC)の設定を基本として、資源を管理しています。漁獲可能量は、資源調査の結果を踏まえた資源管理目標に従い設定されています。これに加えて、その他の公的規制や漁業者等による操業日数の自主的規制を組み合わせて、水産資源の保存・管理を適切に行っています。

また、養殖業についても、海洋環境への負担軽減が可能な沖合養殖の推進、2050年までにニホンウナギやクロマグロ等の養殖において人工種苗比100%の実現、養魚飼料全量の配合飼料への転換等により、天然資源に負担をかけない持続可能な養殖生産を推進しています。
これらはSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」として世界共通の目標にもなっています。

このような特性をもつ魚を選択して食べることは、SDGsの「持続可能な生産消費形態を確保する」(目標12)ことにも繋がり、SDGs達成に向けた消費行動であります。

このため、「さかなの日」は「さかな×サステナ」をコンセプトにしました。
あなたの日々の消費により、おいしい魚を次の世代につないでいきませんか。

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